2017年12月9日土曜日


牧師の日記から(139

123日(日)待降節第一主日礼拝。今年のアドベントはルカ福音書のクリスマス物語を学ぶことにし、この日は1525の講解説教。ルカのクリスマス物語は、エリサベツとゼカリアの老夫婦に子どもが産まれるという天使の告知から始まり、222以下ではシメオンと女預言者アンナという二人の老人が幼な子を祝福する記事で締め括られている。通常のページェントには登場しない老人たちに囲まれてルカのクリスマス物語は構成されていることになる。そして彼ら彼女たちこそが「主の眼に留められた人々」とされているのだ。礼拝後、アドベント全体祈祷会で祈りを合わせる。定例長老会ではクリスマス諸集会の準備を話し合った。夜は羊子の誕生日ということで、家族が集まって一緒に食事。嘉信がPCのルーターを取り換えてくれて、メール通信が安定した。謙にはNCAの集会案内を作成してもらう。IT環境の整備ついては息子たちの応援がありがたい。

4日(月)『時の徴』の次号に掲載する総目次の作成と購読者からの寄稿を編集してメールで送稿。午後、信濃町の慶応病院に妹の真理を見舞う。明日髄膜腫の摘出手術を受けるのだ。左内耳に近いところ出来た直径2センチの良性腫瘍だが、様々な神経が通っており、手術時間がなんと10時間かかるという。聖書を読んで、明日の手術のために祈る。帰宅して準備し、夜は日本聖書神学校の授業。

5日(火)『時の徴』の井上良雄先生の小説教の文字起こしの作業。午後、慶応病院に。ひたすら手術が終わるのを待っている真理の娘・菜穂子と夫・金斗鉉さんを、直子さんの煎れてくれたコーヒーを持って陣中見舞い。彼は画家で、長く『信徒の友』の表紙を描いていた。来年、聖書に題材をとったまんが絵本シリーズを出版するそうで、ネームを見せてもらった。第一回はノアの箱舟の物語で、楽しく面白い。箱舟にトイレがあるのが秀逸。夕方帰宅して仕事をしているところに連絡があり、手術は無事に終了したとのことでホッとする。

6日(水)午前中、聖書を学ぶ会で申命記の聖書研究。午後は在宅で、『時の徴』の原稿と編集作業、明日のNCA運営委員会の記録とアジェンダ作り。

7日(木)午前中、郵便局に寄り、対外献金とクリスマス献金を送る。その足でNCA事務所へ。印刷や発送作業。午後から運営委員会で来年度の企画についても協議する。夜は東京バプテスト神学校の授業。

8日(金)朝9時前の新幹線で軽井沢へ。興望館沓掛学荘の職員礼拝で奨励。午後は佐久平の老人施設に入所している保志治子さんを見舞うつもりが、この日は病院に行く日で都合が悪いとのこと。思い立って長野まで足を延ばし、友人の今井敬隆牧師を訪ねる。長く牧会した東美教会を昨年隠退し、故郷で暮らしているのだ。牧師の隠退後の日々について聞き、周囲の邪魔にならないようにしているとのことで、つくづく考えさせられた。雪のちらつく中を、夕方帰宅。

9日(土)明日の礼拝や週報、長老会報告などの作成と印刷。午後、直子さんと一緒に慶応病院に真理を見舞う。経過は順調のようだ。(戒能信生)

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