2017年2月18日土曜日

牧師の日記から(97
 212日(日)主日礼拝。Ⅰテサロニケ書41318から講解説教「既に逝った人たち」。初代教会の人々は自分たちが死ぬ前に主の再臨が来ると信じていたようだ。ところがテサロニケの教会で亡くなった人が出て、再臨を待たずに死んだ人たちはどうなるのかという質問を寄せたのだろう。それに対してパウロは、終わりの日にすべての者が主にあって引き上げられる(復活する)と答えている。先日亡くなった永松貢さんのご遺族紀義さんが出席され挨拶してくれた。礼拝後、婦人会例会。常盤陽子さんの発題で、ヤッファの女弟子タビタ(使徒言行録9章)について学ぶ。夜は、『戦責告白から50年』の三校の校正作業。
13日(月)午前中、税務相談で確定申告の準備。マイナンバー制が導入され、その運用に疑問を抱いているので、厄介なやり取りになる。午後から西新井の在日大韓教会神学校を会場に、『時の徴』の研修会。特に「将来構想委員会答申」をめぐって議論する。教団全体の教勢停滞の中で、上意下達式の組織に再編しようとしているようだ。しかしそんな仕方で諸教会の多様性を整序しようとしても、逆に教会の自立性や生命力を削いでしまうことになるのではないか。夜は近くの韓国料理屋さんで懇親の時を持ち、宿舎で夜遅くまで議論をして楽しかった。
14日(火)午前中いっぱい研修会の続き。午後帰宅して、届いているいくつものメールの処理。夜はキリスト教会館でのボイストレーニングに参加。
15日(水)午前中、聖書を学ぶ会。出エジプト20章から「十戒」の後半部を取り上げる。午後は『戦責告白から50年』の最終校正の作業。ギリギリの段階でいくつも誤植が見つかり、その対応に追われる。夜遅くフィリピンからメールが入り、旧知の宣教師夫妻が泥棒にあって困っているのでお金を送ってくれと言って来る。真偽が定かでないので、その宣教師をよく知る同志社の知人に転送して、情報を確かめてもらう。どうやら手の込んだ振り込め詐欺のようだ。
16日(木)午前中キリスト教会館で、会館、AVACO、早稲田奉仕園の三者会に出席。午後から会館オウナー懇談会。管理規約の不備を謄本と照らし合わせて修正する面倒な協議。その後、NCAの事務と管理組合の仕事。帰宅すると、北支区報『北斗星』の校正が届いていて、校正を返信する。
17日(金)『平和ネット』の連載コラムの原稿「戦時下の軍用機献納運動」を書き上げて入稿する。『柏木義円研究会』の紀要の校正も。午後、富士見町教会の長老でNCA運営委員の郡山千里さんが訪ねてくれて、来年度のプログラムについて相談。キリスト教ジャーナリストたちに呼びかけて、現在の教会の課題について話し合う企画を準備する。夜は支区社会部の集会で信濃町教会へ。4人の信徒の発題がすばらしかった。障害者として働く中からの重い問いかけや、鬱を抱える教師の悩みに感銘を受け、考えさせられることが多かった。

18()午後からNCAのプログラムで奥田知志牧師の講演会へ。奥田牧師は、バプテスト連盟の牧師で、北九州でホームレス支援を展開している。(戒能信生)

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