2016年10月30日日曜日

2016年11月6日 午前10時30分
永眠者記念礼拝(聖霊降臨節第26主日)(No32
     司式 荒井  眞
    奏  黙 想       奏楽 釜坂由理子
招  詞  93-1-10
讃 美 歌  8 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編86・1~17
讃 美 歌  108
聖書朗読  Ⅰコリント書15・29-34
Ⅰペテロ諸3・18-22
祈  祷
讃 美 歌  111
説  教  「死者のためのバプテスマ」
      戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  385
使徒信条  (9341A
献  金  北海教区新発寒教会会堂建築を覚えて       戒能 直子
報  告
頌  栄  24
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校 お話し・戒能牧師、奏楽・戒能直子
・礼拝後「信仰の先達を偲んで」(食事会)なるべく多くの方がお残り下さいますように。
・定例長老会



2016年10月29日土曜日

牧師の日記から(81
1023日(日)主日礼拝。エフェソ書の講解説教の最終回で610節以下の箇所を取り上げる。ここで「胸当て、盾、兜、剣」等の武具について言及されているのはやはり特徴的だ。この手紙が書かれた紀元1世紀の終わり頃、まだローマ帝国による組織的な迫害は始まっていなかった。しかしそれを予感させるような緊張がこのテキストの背後にあると推測される。エフェソ書はあくまで平和の福音に基づいた抵抗の姿勢を示唆しているのだが……。礼拝後、CS教師会、そして来週のバザー準備と続く。11月の予定表を作成する。問題はエフェソ書の次にどの箇所を取り上げるかだが、散々迷った末に、結局Ⅰテサロニケ書を学ぶことにする。つまりこれまで扱ったことのない書簡の学びを継続することになる。
24日(月)午前中、眼科の検診。緑内障の進行は一進一退とのこと。これ以上数値が悪くなると手術だと言われる。午後は書斎で仕事。来年3月に刊行する戦争責任告白50年の資料集に掲載する論文が、版元にデータが残っていないことが分り、羊子に入力を頼む。その手直しの作業に手間取る。夜は日本聖書神学校の授業。貴重な音源から山室軍平の肉声の説教を聞く。訥々とした話しぶりに驚く。
25日(火)午前中から西早稲田のキリスト教会館に行き、NCA事務所の仕事。午後、『信徒の友』の取材を受ける。会館に入居している各団体の紹介をするためだという。その後、発送作業の準備と運営委員会。来年3月に予定されている第8回神学生交流プログラムの準備も始まる。会場は京都の関西セミナーハウス、講師は日本ナザレン神学校の石田学先生。各神学校への神学生派遣の要請書を送る。加えて第7回交流会の報告書の校正が上がって来て、その校正に手をつける。
26日(水)午前中、聖書を学ぶ会・祈祷会。出エジプト記89章のエジプトに降された災厄を取り上げる。ファラオの強権支配に抗する徴が「蚋、虻、疫病、腫物」というのが面白い。鈴木美喜さんがバザーのための献品を届けてくれる。
27日(木)午前中からキリスト教会館に行き、NCAの事務仕事と発送作業。3時から会館7階の改装工事の打ち合わせ。夕方帰宅すると、留守中に東博昭さん御夫妻がバザーのために大量のクッキーの献品を持って来てくださったとのこと。ダイエット用の特別な商品で、12袋で定価は8800円。ずいぶん高価なものだが、輸送中に割れたりしたもので、遠慮なくお土産に差し上げて欲しいとのこと。
28日(金)午前中、野口倢司さんの車で番町教会から献品をもらって来る。野口さんは引き続きバザーの子どもコーナーで走らせるHOゲージの電車の試運転。夕方から石井房恵さんも来てくれて、バザーのための買い出。バザーのためのリンゴ(八甲田伝道所)、イカとホタテ(釜石教会)、卵(あさひ福祉作業所)などが次々に届き、一挙にバザー・モードになる。雨が降って少し寒い。

29日(土)朝から石井さんが来てバザーの食品の仕込み。午後からは高岸泰子、津金寿子、東博昭さんたちも来て、バザーの献品値付け等の作業をしてくれる。夕方、水野啓子さん夫妻、向山康子さん夫妻も来て手伝ってくれる。(戒能信生)

2016年10月23日日曜日

2016年10月30日 午前10時30分
聖霊降臨節第25主日合同礼拝(No31
     司式 野口 倢司
    奏  黙 想       奏楽 向山 康子
招  詞  93-1-10
讃 美 歌  16 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編85・1~14
子どもの祝福
讃 美 歌  464
聖書朗読  創世記35・1-22
祈  祷
讃 美 歌  512
説  教  「再びベテルへ」
      戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  530
使徒信条  (9341A
献  金            岡崎 大祐
報  告
頌  栄  92
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校(合同礼拝に合流)
・礼拝後、バザー会場準備
12:3015:00 千代田教会バザー

・週報等発送作業

2016年10月22日土曜日

牧師の日記から(80
1016日(日)主日礼拝。エフェソ書619の講解説教「神は分け隔てしない」。新約聖書の書簡に見られる倫理的勧告の中には時代的制約を考慮せざるを得ない箇所がある。この箇所の「妻と夫」「子と親」「奴隷と主人」についての勧めもその一つだろう。しかしそこに見られる向かい合わされた存在としての相互性の倫理は、やはり新約聖書の特徴と言える。当時のローマ世界の一般的な家庭訓には、例えば奴隷の取り扱いについての教えはあっても、奴隷の側の倫理はなかったという。ペットの飼い方の本に、飼い主の心構えはあっても、犬や猫など飼われる側の倫理がないのと同じである。その意味でこの相互性の倫理は今日においても充分な射程を持つのではないか。この日の礼拝に『時の徴』の購読者のお二人が出席され、礼拝後それぞれの教会生活での葛藤を聞かされる。励ましてさらに牧師を支えるようにアドバイスする。
17日(月)午前中、直子さんと二人で番町教会に行き、先週のバザーの売れ残りの中から千代田教会のバザーに頂くものを選ぶ。その後、横野朝彦牧師と昼食を共にする。帰宅後、準備をして夕方から日本聖書神学校の授業。この日は救世軍の山室軍平を取り上げる。この夜は、先週から読んでいるSF小説を読んでいるうちに、目が冴えて眠れなくなり久しぶりに徹夜してしまった。
18日(火)午前中、神学読書会。8名の参加(内、信徒2名)。今回で宮田光雄先生の『カール・バルト』を読了し、次回からなんと北森嘉蔵先生の『神の痛みの神学』を取り上げることになった。今話題になっている書物よりも、やはり古典的な著作を読み直してみようということになったのだ。現在の時点で北森神学を批判的に読み直すと何が見えてくるか今から楽しみである。北支区の諸教会に神学読書会の予定と案内の葉書を送る。
19日(水)午前中、聖書を学ぶ会。出エジプト記7章以下の10の禍の記事を取り上げる。膝関節の手術をされた大坪正雄さんも秀子夫人と一緒に久しぶりに参加された。午後は、11月に予定されている柏木義円研究会の案内作成と、研究会員の名簿作りなどの作業。研究会のスタンプ作成も依頼する。夜、頌栄女子短期大学の森田喜基牧師が大阪から訪ねて来てくれる。教団宣教研究所で資料整理の仕事を手伝ってもらったことがある。森田君が最近書いた戦時下の教団の戦闘機献納運動についての論文の感想や今後の研究について話し合う。

1021日(金)午前中、キリスト教会館の管理組合委員会。会館の耐震改修工事後、半年が経過した。会館内に残っていた空室も、いくつかの新しいテナントの入居が決まり、来年1月からはほぼフル稼働に復することになる。NCAのプログラムで、ボイストレーニング講座の受講生を対象に、継続プログラムを実施する相談を講師の友野富美子さんとする。夜は富坂キリスト教センターで池明観先生の講演会に出席する。90歳を越えてなお矍鑠とした池先生に励ましを受ける。来春発行する戦争責任告白50年の論文集に寄稿をお願いする。(戒能信生)
2016年10月23日 午前10時30分
聖霊降臨節第24主日礼拝(No30
     司式 荒井久美子
    奏  黙 想       奏楽 釜坂由理子
招  詞  93-1-10
讃 美 歌  16 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編84・1~13
讃 美 歌  511
聖書朗読  イザヤ書11・1-10
エフェソ書6・10-24
祈  祷
讃 美 歌  534
説  教  「平和の福音を宣べ伝えよ」
      戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  539
使徒信条  (9341A
献  金            大森 意索
報  告
頌  栄  92
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校礼拝 お話し・橋本悠久子、奏楽・戒能直子
・礼拝後、お茶の会
・CS教師会

・バザー準備(献品値付けなど)

2016年10月15日土曜日

牧師の日記から(79)「最近読んだ本の紹介」
 村上由美子『武器としての人口減社会』(光文社新書)国際金融機関でキャリアを積み、現在OECD東京センター長である著者が、国際比較統計を縦横に用いて、人口減の日本社会の未来の可能性を予測している。例えば、人口減を圧力として日本人の働き方を変えればいいと主張する。あるいは女性が働いて能力を発揮できる社会にするべきだという。その多くの指摘に頷きながら、しかし一層激しくなるこのような激しい競争社会に適合できない人々は切り捨てられるという懸念をもたざるを得なかった。ある意味で現在の安倍政権が進めようとしている経済政策の統計的な根拠を提出しているとも言える。
エマニュエル・トッド『問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論』(文春新書)フランスの歴史人口学者である著者は、その綿密な分析と大胆な未来予測で最近話題になっている。トッドの研究者としての軌跡も自身の口で解説されて興味深く読んだ。例えば、ドイツ主導のEUの将来の危機を予測し、イギリスのEU離脱は必然だという。アメリカ大統領選挙のトランプ現象に象徴されるポピュリズム的傾向とそれ故の混迷を、人口の増減と家族構成、さらに宗教的なデータ分析から大胆に読み解くのだが、その結論は上記の村上由美子さんの処方箋と似て来るように見える。アメリカの軍事的・経済的な地盤沈下が世界に動揺を与え混乱期が始まる時代に、このような未来予測が流行るようだ。
橋爪大三郎・大澤真幸他『社会学講義』(ちくま新書)かなり以前『別冊宝島』で「分かりやすいあなたのための社会学入門」が出て結構役に立った。それを新たに編集し直し、その後の研究を増補して新書にしたもの。橋爪さんの社会学概論、大澤さんの理論社会学、さらに野田潤という若い研究者による家族社会学が、近年の研究動向やその問題について分かりやすく解説してくれる。私の勉強の領域は、広く言えば宗教社会学になるので、隣接するこれらの研究分野が参考になる。特にミシェル・フーコーの『監獄の誕生』についての大澤さんの解説が秀逸。一望監視装置によって主体性が確立されたという仮説は、絶対者なる神に見られていることによって、「知られたる我」という主体性が生まれることを示唆する。
矢部宏治『日本はなぜ、基地と原発を止められないのか』(集英社インターナショナル)沖縄の基地、そして各地の原子力発電所の撤去は、国民の大多数が支持しているのに実現されない。その背景にアメリカの軍事的なプレゼンスが厳然と存在することを説得的に説明してくれる。例えば、日本の上空の制空権は未だに米軍によって管理されているという。そう言えば、関西方面から羽田に着陸する旅客機がわざわざ房総方面から迂回して侵入する理由が初めて分かった。

神田千里『戦国と宗教』(岩波新書)武田信玄、上杉謙信、織田信長など戦国時代の武将たちの宗教観を総ざらえで解説してくれる。加えてキリシタン大名たちの信仰の実態に、従来の通説とは異なった角度から迫っている。ただ「天道」という思想がその背景にあったという仮説はあまり納得できなかった。(戒能信生)

2016年10月9日日曜日

2016年10月16日 午前10時30分
聖霊降臨節第23主日伝道礼拝(No29
     司式 高岸 泰子
    奏  黙 想       奏楽 内山 央絵
招  詞  93-1-10
讃 美 歌  16 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編83・1~19(着席のまま)
讃 美 歌  418
聖書朗読  エレミヤ書29・4-7
エフェソ書6・1-9
祈  祷
讃 美 歌  459
説  教  「主は人を分け隔てしない」
      戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  510
使徒信条  (9341A
献  金             大野 剛
報  告
頌  栄  92
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校礼拝 お話し・戒能牧師、奏楽・内山央絵

・礼拝後、お茶の会

2016年10月8日土曜日

牧師の日記から(78)「最近読んだ本の紹介」
 ウンベルト・エーコ『ヌメロ・ゼロ』(河出書房新社)昨年亡くなった著者の遺作。1990年代のミラノを舞台に、暴露新聞を創刊するための準備として、№0号(これが書名となっている)を編集するという設定で、落ちこぼれのジャーナリストたちが戦後イタリアの政財界の謎を解明しようとして挫折するというミステリー仕立ての小説。ムッソリーニが生き延びているという奇想天外の伝説にヴァチカンのスキャンダルも絡めて、戦後イタリア政界の裏話がてんこ盛りで登場する。戦後日本の裏面史を告発した松本清張の「日本の黒い霧」シリーズを連想した。しかし現在では、テレビの報道番組が次々にターゲットを定めてバッシングを繰り返し、それが国民のカタルシス解消となっている面がある。最近話題になっている豊洲新市場建設をめぐる東京都のスキャンダルなどはその典型だろう。現在の情報過多社会とジャーナリズムの現状をエーコが痛烈に皮肉っている。
Fv・シーラッハ『テロ』(東京創元社)テロリストに乗っ取られた旅客機(164名の乗員乗客が乗っている)が7万人の観客で埋まっているサッカースタジアムに突っ込もうとしたとき、ドイツ空軍の戦闘機がそれを撃墜した。その戦闘機パイロットを裁く法廷劇。検察側・弁護側双方の主張が興味深い。戯曲としては異例なことに、最後に有罪と無罪の二つの判決が提示され、観客及び読者に判断が委ねられる。テロが日常化しつつあるヨーロッパの現在を背景に、いかにもシーラッハらしい挑戦的な作品。しかしそこに文学的な香りや思想的な深まりは求めるべくもない。付録として、テロの標的となったフランスの風刺雑誌『シャルリー・エプド』がメディア賞を受けた際の著者の記念スピーチを収録。テロの脅威にさらされても、あくまで自由と寛容を求める人間性を失ってはならないという主張が印象的だ。
島園進『宗教を物語でほどく』(NHK出版)アンデルセン、宮沢賢治、トルストイ、倉田百三、武田泰淳、深沢七郎、石牟礼道子、遠藤周作といった文学作品の中にある宗教性に注目して、宗教学者の視点から分析したもの。ラジオ講座を書籍化したもので、読みやすい。既成宗教が力を失っても、神話や物語の中の宗教性の魅力はなくならないと指摘している。今の時代の不安や生きづらさに対して、既成宗教が無力である現状への批判がそこに込められている。

加藤陽子『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』(朝日出版社)名著『それでも日本人は戦争を選んだ』の著者が、今度は中高生を対象にして、第二次世界大戦へと至った外交交渉とその失敗の経過を辿った講義と受講生たちの応答の記録。これがなかなか読み応えがあった。戦争へと至る歴史的な経過は大まかに承知していても、その時々の外交交渉がどのように展開されたのか、そして当時のマスコミ報道がどのようなものであったか、初めて知ることも多かった。また中高生たちの積極果敢な質問や素朴な疑問とのやり取りに、時として爆笑しながら考えさせられた。ジュンク堂書店の好企画。(戒能信生)

2016年10月2日日曜日

2016年10月9日 午前10時30分
聖霊降臨節第22主日伝道礼拝(No28
     司式 常盤 陽子
    奏  黙 想       奏楽 釜坂由理子
招  詞  93-1-10
讃 美 歌  16 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編82・1~7
讃 美 歌  134
聖書朗読  ヘブライ書9・11-15
祈  祷
讃 美 歌  132
説  教  「人はさばき、神はゆるす」
 四街道教会 望月麻生牧師
祈  祷
讃 美 歌  474
使徒信条  (9341A
献  金            茨木 啓子
報  告
頌  栄  92
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
・教会学校礼拝 お話し・野口洋子、奏楽・釜坂由理子

・礼拝後、望月麻生牧師を囲んで(軽食の用意あり)なるべく多くの皆さんがご参加ください。(婦人会例会は順延)