2016年7月31日日曜日

2016年8月7日 午前10時30分
聖霊降臨節第13主日合同礼拝(No19
     司式 荒井  眞
    奏  黙 想       奏楽 内山 央絵
招  詞  イザヤ書43・1(93-1-5
讃 美 歌  58 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編72・1~20(着席のまま)
子どもの祝福           
讃 美 歌  411
聖書朗読  ヨブ記28・23-28
エフェソ書4.・1-16
祈  祷
讃 美 歌  205
説  教  「それぞれの使命」
戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  390
使徒信条  (9341A
聖 餐 式  配餐 野口倢司、常盤陽子
讃 美 歌  77
献  金  熊本地震被災者救援活動のために
 野口 倢司
報  告
頌  栄  42-1(二度繰り返して)
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
教会学校礼拝(お休み)
礼拝後、お茶の会

定例長老会

2016年7月27日水曜日

牧師の日記から(69)「最近読んだ本から」
柄谷行人『憲法の無意識』(岩波新書)独特の交換論で世界を読み解いて来た著者が、たて続けに新書本を出している。憲法9条が無意識のうちに日本人に染み込んでいることを、なんとフロイトから演繹し、憲法改正は不可能だと主張している。私が特に興味を惹かれたのは、押し付け憲法論に対して、内村鑑三のキリスト教入信を例にとって反論しているところ。札幌農学校でクラーク博士の影響を受けた一期生から入信を強要された内村は、抵抗したが最後には屈して入信した。ところが入信を強要された内村が、それ故にこそ自らの信仰を確立して行ったのに対して、自主的に入信し内村に信仰を強要した一期生のほとんどは信仰から離れてしまっている。だから「押し付け憲法」であること自体は、問題にはならないと著者は言うのだ。
三浦しをん『神去なあなあ夜話』(徳間文庫)辞書制作を題材に取った傑作『舟を編む』(2012年本屋大賞受賞)以来、時折この作家の小説を読むようになった。娯楽小説の形をとりながら、マイナーな興味深いテーマを扱っているからだ。この作品は、今や絶滅しかけているこの国の林業の世界を、面白おかしく紹介している。映画化もされた前作『神去なあなあ日常』の続編。
W・カー(新木正之介訳)『日本の再出発』(新教出版社)教会員の新木裕さんの父上が翻訳して昭和26年に刊行された絶版書(新木さんから教会に寄贈されている)。著者は戦前の朝鮮で宣教師として働いたアメリカ人で、敗戦直後の日本社会の様子、特に宗教事情を克明に紹介している。その理解は今から見ても驚くほど正確だが、この国の将来についてきわめて楽観的な見方を提示している。「私たちはここから出発した」という副題が意味深長だ。
松谷信司『キリスト教のリアル』(ポプラ新書)『キリスト新聞』の編集長である著者が、各教派の比較的若手の神父や牧師たちと対話しながら、この国のキリスト教の現状に迫っている。現在の教会の問題点は様々な観点から指摘されているが、ここからキリスト教の将来像を読み取ることはできそうもない。でもこういう一種の暴露本が新書として販売される時代なのだ。

橋爪大三郎『戦争の社会学 はじめての軍事・戦争入門』(光文社新書)著者は著名な社会学者で、ルーテル教会の信徒。かつてNCAの講演会にお呼びして私もお会いしたことがある。戦後のこの国の平和主義はアメリカ軍の核の傘に護られた一国平和主義に過ぎないことを痛烈に批判する。古代や聖書の時代の戦争論から始まり、中世を経て近代のナポレオンによる軍事革命から、クラウゼヴィッツの戦争論、第二次世界大戦と核兵器、そして現在の対テロ戦争の実態から未来の戦争の形態の予測まで、私たちが知らないで済ませて来た軍事史を分かりやすく解説してくれる。1980年代に活躍した小室直樹という特異な評論家の議論を髣髴させる。(戒能信生)

2016年7月24日日曜日

2016年7月31日 午前10時30分
聖霊降臨節第12主日礼拝(No18
     司式 荒井久美子
    奏  黙 想       奏楽 向山 康子
招  詞  エゼキエル書36・26(93-1-49
讃 美 歌  19 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編71・1~24(着席のまま)
讃 美 歌  466
聖書朗読  創世記28・10-32
祈  祷
讃 美 歌  563
説  教  「石枕」
戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  434
使徒信条  (9341A
献  金            永松 信行
報  告
頌  栄  29
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
教会学校礼拝(お休み)
礼拝後、お茶の会
CS教師会、週報等発送作業、

受洗準備会(東博昭)

2016年7月22日金曜日

牧師の日記から(68
7月17日(日)主日礼拝、エフェソ書3・1-13の講解説教。「この恵みは、すべての者のうちで最もつまらない者であるわたしに与えられた」という表現を、パウロの弟子であるこの手紙の著者が敢えてしている。そこに「この私のような者にも」という信仰者の謙遜な姿勢を読み取ることができる。それは態度や物腰の謙遜だけでなく、「和解の福音」の本質ではないだろうか。礼拝後のオリーブの会では、石井房恵さんの趣味・特技についての楽しいお話。バレー、フルート、サックス、オカリナ、そして料理、それ以外にもテニス、ゴルフと、その多彩な趣味は留まるところを知らない。泳ぎ続けなければ死んでしまう「回遊魚マグロ」と称される所以。CSの子どもたちが、デザートのゼリーを用意してくれる。2:30から、北支区教育部主催の子どもフェスティバル。5教会から16人の子どもたち、そしてスタッフ10人が参加して千代田教会を会場に一泊キャンプ。開会礼拝に始まり、聖書クッキング、銭湯、花火、そして礼拝堂とホールに貸布団を敷き詰めて寝る用意。壮観な光景だが、集まった子どもたちはすぐに親しくなっている。それぞれの教会学校が、生徒の減少やスタッフ不足から独自の夏期学校などができなくなっており、このように教会を越えての合同プログラムは初めての経験。
18日(月)午前中は一泊キャンプの続き。朝6時に起床して、ラジオ体操、朝の礼拝、朝食後、近くの新宿歴史博物館を野口洋子さんのガイドで見学し、帰って来てから二つのグループに別れて、「モーセ物語」と「善きサマリヤ人の物語」を子どもたちが劇にして演じる。それがなかなかの傑作で、特に海が二つに割れる光景が、青い布団で表現されるところは見ものだった。お迎えのご家族たちにも見て頂いて、大盛況だった。
19日(火)午前中、神学読書会。熱暑の中を14名の参加(うち信徒6名)。百人町教会の賣晶淳牧師の発題をもとにみんなで話し合う。この会は8月はお休みにして、9月~11月の予定と発題者を決める。このところちょっとタイトな日が続いたので、暑さもあり、この日は出かけずに書斎でのんびりする。8月半ばの弓町本郷教会での講演の準備に手をつける。
20日(水)午前中、聖書を学ぶ会。出エジプト記の学びを始める。午後は聖書神学校の補講の準備。北支区常任委員会が毎月第1月曜日の夜に入るので、休講にせざるを得ず、補講をしなければならなくなった。夜は授業。
21日(木)朝から雨で気温が低くなり、恵みの雨と感じる。午後から西早稲田のキリスト教会館に行き、NCAの事務作業。

22日(金)夜は、聖書神学校の補講。これで前期の授業はすべて終わり、ホッとする。道路の前の住宅建築の工事が9月から始まり、建設会社から駐車場を借りたいとのことで、8月の長老会に提案することとする。(戒能信生)

2016年7月17日日曜日

2016年7月24日 午前10時30分
聖霊降臨節第11主日礼拝(No.17
     司式 高岸 泰子
    奏  黙 想       奏楽 釜坂由理子
招  詞  エゼキエル書36・26(93-1-49
讃 美 歌  19 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編70・1~6
讃 美 歌  396
聖書朗読  コヘレトの言葉12・1-2
エフェソ書3・14-21
祈  祷
讃 美 歌  507

説  教  「内住のキリスト」
戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  492
使徒信条  (9341A
献  金            常盤 陽子
報  告
頌  栄  29
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
教会学校礼拝 お話し・橋本悠久子、奏楽・戒能直子
礼拝後、お茶の会

受洗準備会(東博昭)

2016年7月15日金曜日

牧師の日記から(67
7月10日(日)主日礼拝、エフェソ書3・11-22の講解説教。「敵意という隔ての壁を壊して」という言葉を手掛かりに、この手紙の信仰理解に触れる。ルターがパウロの手紙を読み解いて展開した「罪とその赦し」に集中する福音理解を、エフェソ書特有の「和解の福音」「平和の福音」への拡張として解釈できるのではないか。久しぶりに岡崎大祐さんが礼拝に出席されたのが嬉しい。またこの2月に生まれた横森英明・智子さんの第二子光ちゃんの幼児祝福式も行われた。さらに四竃揚先生ご長男・四竃純雄さんが礼拝に出席され、ご両親の葬儀などについてのお礼を述べられた。皆で一緒に食事に行くというので、婦人会は中止にする。こちらは東博昭さんとの受洗準備会。一緒にマタイ福音書の「山上の説教」を少しずつ学ぶことにする。この日は直子さんの誕生日なので、夜、子どもたちが全員集まって一緒に食事。テレビは参議院選挙の結果報道ばかり。早々に寝てしまう。
11日(月)午前中、西早稲田のキリスト教会館に行き、貸室の内覧に立ち会う。午後から日本聖書神学校で、礼拝のためのボイストレーニングに参加。夜は授業。先週も紹介した古い友人の宮坂覚さんも聴講してくれて、その後一緒に飲みに行く。芥川龍之介研究の第一人者である宮坂さんと、明治期のキリスト教受容の問題について議論して楽しかった。
12日(火)朝から会館管理組合委員会。午後はNCAの発送作業、運営委員会と続く。8月3日に熊本地震とその救援活動の報告会をすることになり、その準備。夜はそのまま山口里子さんの新約ゼミに参加。イエスに油を注いだ女性について、フェミニズム神学の立場から全く新しい解釈を示された。頭から油を注ぐのは預言者の行為と見做され、女性にふさわしくないので、足に注いで髪で拭いたと変えられたというのだ。「目から鱗」とはこのこと。
13日(水)聖書を学ぶ会で創世記50章を取り上げる。離散の民を背景とするヨセフ物語が、アブラハム・イサク・ヤコブの族長伝説と組み合わされることにより、旧約聖書の視野が国外に居住する離散の民にも拡げられることにる。午後は、キリスト者平和ネットのニュース・レターの連載コラムに「戦時下の神嘗祭」についての紹介を書く。
14日(木)12時過ぎの新幹線に乗って高崎に。両毛線の新前橋駅で、前橋中部教会の堀江知己牧師がピックアップしてくれて、牧浦一司さんが入居しているケアハウスへ。牧浦さんはベッドに身を起こして、相変わらず矍鑠として昔の大連教会の様子や親しい友人・知人の想い出話をしてくれた。

15日(金)午前中、農村伝道神学校の授業。この日が最終日で、隅谷三喜男先生の生涯を取り上げる。高柳校長と今後の授業について相談する。そろそろ後任の講師を捜してもらわねばならない。(戒能信生)

2016年7月10日日曜日

2016年7月17日 午前10時30分
聖霊降臨節第10主日礼拝(No.16
     司式 常盤 陽子
    奏  黙 想       奏楽 内山 央絵
招  詞  エゼキエル書36・26(93-1-49
讃 美 歌  19 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編69・1~37(着席で)
讃 美 歌  546
聖書朗読  列王記上17・8-16
エフェソ書3・1―13
祈  祷
讃 美 歌  508

説  教  「最微者であるこの私にも」
戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  515
使徒信条  (9341A
献  金            竹森 靜子
報  告
頌  栄  29
派遣・祝福
後  奏         
 
【本日の集会】
教会学校礼拝 お話し・戒能牧師、奏楽・内山央絵
オリーブの会「わたしの趣味・特技 ダンス・フルート・バイオリン・オカリナ、そして料理」
石井房恵(軽食の用意があります、CS生徒作成のデザートも)

2:00 北支区教育部主催・一泊サマーキャンプ

2016年7月8日金曜日

牧師の日記から(66
7月3日(日)主日礼拝、エフェソ書2・1-10の講解説教。儀礼的・抽象的な表現の裏に、私たちが「神の作品として造られ」、善き業のために用いられるという驚くべきメッセージが隠されている。礼拝後、定例長老会。来年は千代田教会創立70年で、どのような記念行事を計画するかを話し合う。関係教職を招いての記念礼拝と愛餐会、そして近隣の人々に呼びかける音楽会などはどうだろうかというアイデアが提案された。
4日(月)午後からボイストレーニングに参加。その後、学生時代以来40数年ぶりの古い友人と会う。キリスト教文学を専攻する研究者で、最近までフェリス女子大の学長を務めていた宮坂覚さん。積もる話が尽きず、来週また会って一緒に飲もうということになった。夜は西片町教会に回り、北支区常任委員会に出席。牧師のサヴァティカル休暇制度について協議。
5日(火)朝から準備をして、夜は信濃町教会で行われた『カール・バルトの教会論』の読書会で発題。特に、『和解論』第三部の教会論から「世のためにある教会」理解を改めて学ばされた。この日は18名の参加。
6日(水)午前中、聖書を学ぶ会と祈祷会。創世記49章を取り上げる。ヤコブはその死を前にして、12人の息子たち(12部族)への預言と祝福を語る。これが、祝福あり呪いありで、何とも解釈の難しい個所だ。来週50章を取り上げ、これで約1年かけて創世記を読み終わり、次は出エジプト記の学びへと続く。午後、いつも礼拝に出席されている東博昭さんが訪ねて来て、洗礼を受けたいと申し出られた。来週から受洗準備会を始めることとする。
7日(木)朝早く長野新幹線で軽井沢へ。興望館沓掛学荘の職員礼拝で奨励。養護施設は、24時間勤務の生活寮でもあるので、職員たちの燃え尽き症候群が深刻である。その職員たちを聖書を通して励まし支えるための奉仕。午後、追分の保志治子さんを訪ねる。治子さんが時折出席している追分教会まで一緒に散歩をし、旧知の稲垣壬午牧師を訪問。なんと壬午牧師の少年時代、松野俊一先生がその家庭教師であったとか。その後も治子さんと時間を忘れて、信仰のことや神学理解、さらに老いの問題について話し込む。夕方帰宅して、明日の授業の準備。
8日(金)午前中は農村伝道神学校の授業。この日は鈴木正久牧師の生涯について取り上げる。その激しい闘いの生涯から学ぶことはたくさんある。
9日(土)午前中、北支区教育部の委員が千代田教会に集まり、来週の一泊サマーキャンプの準備会。千代田教会CSからは3名の参加で、全部で16名の参加とのこと。共同制作をしたり、食事造りを一緒にしたり、近くの銭湯に行き、庭で花火をしたりと盛りだくさんの計画。聖書神学校の神学生たちが何人も協力してくれる。さてどんなことになりますやら。(戒能信生)


2016年7月3日日曜日

2016年7月10日 午前10時30分
聖霊降臨節第9主日礼拝(No.15
     司式 茨木 啓子
    奏  黙 想       奏楽 釜坂由理子
招  詞  エゼキエル書36・26(93-1-49
讃 美 歌  19 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編68・1~36(着席で)
讃 美 歌  416
聖書朗読  イザヤ書43・1-7
エフェソ書2・11―22
祈  祷
讃 美 歌  562

説  教  「敵意という隔ての壁を破って」
戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  369
使徒信条  (9341A
献  金            高岸 泰子
報  告
頌  栄  29
派遣・祝福
後  奏         
 幼児祝福式           横森 光

【本日の集会】
教会学校礼拝 お話し・野口洋子、奏楽・戒能直子
お茶の会(礼拝後)

婦人会例会「新約聖書の女性たち⑫紫布の商人リディア 使徒言行録161115」発題・高岸泰子