2015年8月30日日曜日

2015年9月6日 午前10時30分
聖霊降臨節第16主日礼拝No.22
     司式  高岸 泰子
    奏  黙 想       奏楽 内山 央絵
招  詞  (93-1-50
讃 美 歌  13 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編23・1~6
讃 美 歌  492
聖書朗読  マタイ福音書6・5-15
祈  祷
讃 美 歌  494
使徒信条  (93-4-1A)
信徒奨励  『主の祈り』
              戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  469
献  金            橋本悠久子
報  告
頌  栄  85(二度繰り返して)
派  遣
祝  福

後  奏         

2015年8月29日土曜日

牧師の日記から㉑『祈り こころを高く上げよう』のこと
フィリピ書の学びが終わって、次に「主の祈り」の連続講解説教に取り組もうと考え、研究書や参考文献を調べていました。そこに、隠退教師の渡辺正男先生から、『祈り こころを高くあげよう』(日本キリスト教団出版局)が贈られて来ました。『信徒の友』の巻頭に三年間連載した「祈り」を編集し直して、小さな本にまとめたものです。一読して深い感銘を受けましたので、そのいくつかを紹介します。
「夕映えの中で」(ヨエル書31
「神さま わたしの歩みは 夕日の未だ残っているような 人生の午後も遅い時間を迎えています。夕日の光の中に籠っている これまでの朝と昼の恵みを想起して あなたに感謝をささげます。夕映えの消えていく 人生の終わりにも 思いが及びます。それは 新しいいのちの始まりなのですね。神さま 今も あなたの深い計らいの内にあると信頼して なおわたしにできることを させてください。そして 御前に立つ心備えをしながら 前に向かう日々でありますように。」
「主イエスの背を見ながら」(マタイ福音書419
「天の父なる神さま 人の背には 時に 顔にも劣らぬ表情があります。頼もしく見える背があり、寂しそうな背もあります。年老いた背には その人の年輪が刻まれています。主よ あなたは わたしの背をどうご覧になるでしょう。神さま 信仰の友人たちの背に励まされ 支えられてきました。その友の背が 急に小さく見えることがあります。わたしの背も 心細げにみえるでしょうか。神さま 主イエスは『わたしについて来なさい』と言われます。頼りない者ですが、わたしも主イエスについて行きます。わたしたちの罪のために十字架の道を進まれる背を そして慈しみのにじむ背を見ながらついて行きます。」
「戦後70年の今」(Ⅰテモテ書212
「神さま 戦後70年の今 平和への思いを深くします。戦争の愚かさと悲惨を忘れませんように。どうか 国の負の歴史に目を閉ざすことなく 平和を志す政治が行われますように。神さま 最近 同調圧力という言葉を耳にします。近隣の国々に対する 過去の非人道的な行為を 口にしにくい空気が広がっているのです。自由な発言が制限される社会となりませんように。神さま 私たちは 平和を祈り求める教会でありますように。愛する国の歩みのために 為政者のためにも とりなしの祈りを続ける者とさせてください。」


2015年8月23日日曜日

2015年8月30日 午前10時30分
聖霊降臨節第15主日礼拝No.21
     司式  荒井久美子
    奏  黙 想       奏楽 向山 康子
招  詞  (93-1-53
讃 美 歌  12 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編22・1~32
讃 美 歌  467
聖書朗読  創世記17・1-27
祈  祷
讃 美 歌  455
使徒信条  (93-4-1A)
信徒奨励  『ひそかな笑い』
              戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌 464
献  金            津金 寿子
報  告
頌  栄  90
派  遣
祝  福

後  奏         

2015年8月22日土曜日

牧師の日記から⑳「大連日本基督教会月報『霊光』のこと」
先日、教会員の永松信行さんが、大連日本基督教会の会報『霊光』のバックナンバーを持って来てくれました。永松さんが『霊光』を保存しているとお聞きしたので、お貸し頂きたいとお願いしていたのです。4冊のファイルに綴じられた『霊光』を見て驚きました。昭和69月の創刊号から、昭和206月発行の第159号まですべて揃っているのです。戦前の外地邦人教会の記録は、他にはほとんど残っていないので、これはきわめて貴重な第一次資料です。
古い教会員の方はよくご存知ですが、大連日本基督教会は、明治37年、日露戦争に際して大連(その当時はまだ「青泥窪」と呼ばれていた)に上陸したキリスト者軍人日疋信亮陸軍二等主計正(後の陸軍主計少将、満州伝道会会長)が、部下のキリスト者たちと共に陸軍倉庫に集まり、聖書を読み祈りを共にしたことに端を発するとされています。宣教師T.C.ウィンの協力を得て、明治4098日に最初の教会総会が開かれたので、この日が創立記念日とされ、その年の1215日に大連市西通30番地に壮麗な教会堂が献堂されています。戦前の外地邦人教会の中でも、この大連日本基督教会(通称「西広場教会」)は、教会員数600名を数え、礼拝出席者も200名を越える有数の教会でした。
『霊光』の発行人は、創刊からずっと柴田博陽(基督教慈恵病院理事長、現在の教会員橋本悠久子さんの祖父)、編集人は、当初は中村繁治(満州電業勤務、ソ連抑留を経て、戦後は溝の口教会牧師)、途中から野津長三郎(満鉄勤務)に代わり、さらに昭和134月(79号)以降は白井慶吉牧師が担っています。

大連は、満州の入り口にあたる港湾都市で、南満州鉄道の始発駅でもありましたので、この『霊光』誌の「個人消息」の欄を見るだけでも、満州に出入りするキリスト者たちの動向をつぶさに追うことができます。この貴重な資料を先ず画像データに取り込み(野口倢司さんに依頼しています)、それから時間をかけてじっくり読み込んで、戦前の邦人教会の実情やその信仰理解の特質、さらに教会員たちの心情やメンタリティについても学んでみたいと考えています。大きな課題を与えられた思いです。(戒能信生)

2015年8月16日日曜日

2015年8月23日 午前10時30分
聖霊降臨節第14主日礼拝No.20
     司式  野口 倢司
    奏  黙 想       奏楽 釜坂由理子
招  詞  (93-1-53
讃 美 歌  12 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編21・1~14
讃 美 歌  430
聖書朗読  ルカ福音書15・11-24
祈  祷
讃 美 歌  505
使徒信条  (93-4-1A)
信徒奨励  『私は誰なのか』
荒井 眞
祈  祷
讃 美 歌 529
献  金             新木 裕
報  告
頌  栄  90
派  遣
祝  福

後  奏         

2015年8月15日土曜日

牧師の日記から⑲「ある一日」
810日(月)、朝9時に鈴木志津恵さんから電話があり、三郎さんが再び危篤状態に陥り、今から病院に行くとの連絡があり、私も病院に駆けつけました。昇圧剤の効果で少し血圧は戻ったものの、意識がなく、呼吸も荒い状態です。耳元で今日の聖句を読み祈りました。急変したら連絡をくれるように頼んで、明治学院で行われる研究会に直行しました。豊川槙さんの発表「河井道と日本基督教団」に応答者としての責任があったためです。この研究会は、富阪キリスト教センターで土肥昭夫先生を中心に続けられて来た「天皇制とキリスト教」研究を引き継ぐもので、吉馴明子さんが座長です。この日は柳生圀近(東北大)、石井摩耶子(恵泉女子大)、遠藤與一(明治学院大)、岡部一興(横浜プロテスタント史研究会)さんたちが参加されました。皆さん実績のある研究者たちですが、日本基督教団の実情には詳しくなく、それで私が応答者として招かれたわけです。事情を説明して、携帯に緊急の連絡があった場合は途中で失礼するとお断りしました。

河井道は、言うまでもなく恵泉女子学園の創立者です。新渡戸稲造の薫陶を受け、アメリカの名門女子大ブリマーで学び、帰国後は日本YWCAの創設に参画してその初代日本人総主事を担った女性です。戦前、英語を自由に操り、国際会議で活躍できる女性は限られていたので、1938年のインドのマドラス会議、1941年の遣米使節団にも参加しています。そして戦後は、文部省の教育刷新委員を委嘱され、「教育基本法」の制定に寄与した人です。つまり戦前・戦中・戦後にわたって、キリスト者として、女性として、そして教育者としてこの国を代表する存在でした。その河井道の戦時下の時局についての発言や、特に天皇制に関する認識を批判的に取り上げ、それが大方のキリスト者たちの意識と重なるのではないかという研究発表でした。いくつかのコメントをして応答者としての責任を果たしましたが、私自身いろいろ学ばされ、考えさせられ、課題を与えられました。その帰り道、鈴木三郎さんが亡くなったと連絡がありました。急いで帰宅し、着替えて病院に出向き、鈴木志津恵、基三恵、愛加さんたちと共に枕頭の祈りをしました。その後、ご遺体を教会に搬送し、葬儀社のスタッフも交えて葬儀の打ち合わせをしました。慌ただしい牧師の一日でした。(戒能信生)

2015年8月9日日曜日

2015年8月16日 午前10時30分
聖霊降臨節第13主日礼拝No.19
     司式  常盤 陽子
    奏  黙 想       奏楽 内山 央絵
招  詞  (93-1-53
讃 美 歌  12 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編20・1~10
讃 美 歌  361
聖書朗読  フィリピ書4・21-23、
3・15-16
祈  祷
讃 美 歌  403
使徒信条  (93-4-1A)
説  教  『そこに固く留まれ』
戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  467
献  金             大野 剛
報  告
頌  栄  90
派  遣
祝  福

後  奏         

2015年8月8日土曜日

牧師の日記から⑱「ナザレ修道会のこと」
834日、三鷹にあるナザレ修道会で過ごしました。『時の徴』編集同人の研修会がここで行われたからです。『時の徴』は、1977年から刊行されている同人誌で、私はその創刊時からの編集同人の一人です。日本基督教団の混迷の中で、「戦争責任告白」を継承し、この国のプロテスタント教会のあるべき姿を求めてささやかな活動を続けてきました。季刊『時の徴』の刊行が活動の中心です、現在では全国に500人ほどの定期購読者がおり、私が事務局の責任を負っていることもあって、長老会の了解を得て、この千代田教会に発行所を置かせてもらうことになりました。

ところでこのナザレ修道会は、日本聖公会に属する女子修道院です。プロテスタントである聖公会に修道院があるのかと不思議に思われるかもしれませんが、生涯独身の終世請願を立てた修道女たちが、この修道院で祈りの生活を続けています。井之頭公園の一画に続く鬱蒼たる森に囲まれたこの小さな修道院は、黙想会などのプログラムがない時、外部にも開放されて利用できます。冷暖房完備の22室の個室があり、研修室や風呂などの設備が整い、修道女たちの手作りの簡素な食事も用意されます。便利な場所にあることや利用料が比較的安価なこともあって、時折この施設をお借りして来ました。この修道院では毎日7回の礼拝が行われます。私たちも朝7時から行われるミサに参加しました。わずか数名の年老いた修道女たちによって守られるミサ、そこに私たちも加わって共に聖書を読み、祈りの時をもち、ミサに預かります。世界の平和のために、そして世界の各地で続けられている教会の働きを覚えて、一緒に祈りました。世界の各地で内戦やテロが続き、この国でも武器輸出三原則の撤廃や秘密保護法の成立、さらに集団的自衛権の解釈変更による実質的な改憲が政府によって押し進められています。もちろん抗議や反対のデモや署名活動も必要です。しかしこの静かな修道院で毎朝、世界の平和のために修道女たちが祈り続けていることによって、世界の平和が支えられていることを改めて実感しました。諦めないで、希望を失わないで、平和のために祈り続けることの大切さを教えられ、しばしの休息と実り多い学びの時をもつことができました。(戒能信生)

2015年8月2日日曜日

2015年8月9日 午前10時30分
聖霊降臨節第12主日礼拝No.18
     司式  茨木 啓子
    奏  黙 想       奏楽 釜坂由理子
招  詞  (93-1-53
讃 美 歌  12 
主の祈り  (93-5A) 
交読詩篇  詩編19・1~15
讃 美 歌  536
聖書朗読  フィリピ書4・15-20
祈  祷
讃 美 歌  431
使徒信条  (93-4-1A)
説  教  『必要なものは満たされる』
戒能 信生牧師
祈  祷
讃 美 歌  431
献  金            萩原 好子
報  告
頌  栄  90
派  遣
祝  福
後  奏